Monday, May 10, 2021

キントキ、トップ35尾!開幕いきなり魚影濃い 南房・布良沖 - サンケイスポーツ

 大型連休が終わりいよいよ初夏。南房の「キントキ」が開幕した。キントキとは「チカメキントキ」で、地域により「景清(かげきよ)」や「金平(かねひら)」など多数の呼び名があり、姿が真っ赤なところからきているようだ。なかなか市場で見ることがない高級魚。好調と聞けば居ても立ってもいられない。唯一釣り船で出ている千葉県南房総市・乙浜『しまや丸』へ、すぐさま向かった。

 好調なポイントの布良沖へ向かった。胴突きの4本バリに船宿支給の冷凍イワシ餌をあごから刺してスタンバイした。

 「水深は76メートル。底から5メートルまで誘ってください」と島野一男船長からアナウンス。仕掛けをオモリからゆっくり投入。底にトンとオモリが着いたらタナを切り、誘い上げる。竿先が上下に跳ねるようなアタリが来た。見た目はサバのアタリ。グッと合わせを入れてやや高速で巻き上げると、ドンドンドンと強烈な引き。またもドンドンドン。この引きかなり面白い。きれいな魚体が浮いた。32、33センチのキントキだ。真っ赤で、デカい胸ビレと吸い込まれるような透きとおった目は実に美しく見とれてしまう。

 「上がった人は入れないでね。潮が速いから1回だよ」。すぐに旋回し投入。着底間近で糸がフワッとふけた。高速で巻き糸を張るとドンドン。同型単発。後ろにいた西本比登司さん(66、墨田区)が見事な4点掛けを披露。「この釣りのだいご味ですね」と笑顔だ。

 「途中でサバが掛かったらすぐに上げて待っててください」と船長。潮が速くオマツリの原因になってしまう。40メートルで仕掛けを止められ、サバの3点掛け。「サバは餌にするといいですよ」と常連さん。サバを短冊に切り、付け餌にした。

 今度は着底したらすぐアタリ。ゆっくり誘いながら5メートルまで巻き上げる。魚が暴れている感じがありスイッチオン! グーンとリールがうなる。今までにない引き。足を踏ん張り巻き上げるとなんと4本バリ4尾のパーフェクト! 型はすべて30センチ超えだ。西本さんはなんと6本バリに6尾のパーフェクトだ。

 最後、港近くでハタが交じるポイントを攻めたが不発で終了。結果15尾ではあったがサイズもよく満足だ。トップは西本さんでなんと35尾。「船上干しも絶品です」と船で干物を作っていた。今度はそんな楽しみ方もしてみよう。(APC・小菅義弘)

 ★船長の見通し

 「5月からキントキに出船しましたが、好調で魚影は濃いです。潮が速いと全く釣りにならないので、岸寄りで根魚狙いに切り替えることもあります。根魚も大型カサゴをはじめハタやアカハタなど十分楽しめます。潮は沖に出ないと分からないので根魚用の道具も持ってきてください。これからキントキもより大型になり楽しみです」

 ★タックルチョイス

 竿は「シマノ ライトゲームタイプ73H200」を選択。さまざまなターゲットに幅広く対応するオールラウンドタイプで7対3調子。リールは「シマノ ビーストマスター2000EJ」をチョイス。軽量でパワーがあり、多点掛けの重量でも対応可能。

ガイド

〈船宿〉サンスポ推薦=乙浜『しまや丸』電話0470・38・2567〈交通〉高速バスは東京駅八重洲南口から安房白浜行き「房総なのはな号」で白浜郵便局前下車(約2時間)で徒歩約5分。鉄道はJR内房線・千倉駅から白浜行きバスで乙浜下車。マイカーは館山道路・富浦ICから国道127号、館山から県道86号と国道410号で約30分。駐車場あり無料〈乗合料金〉餌と氷付き1万1000円。女性は9000円。予約制で5時集合。そろい次第出船。釣り座は予約順で決定。毎月第2、4水曜が定休。

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