マンションの三大トラブルのひとつ
日本で分譲マンションに住む人は約1,550万人。国民の8人に1人がマンションで暮らしている計算だ。 いまだにマンションは、めんどうな近所付き合いをしなくて済むと思っている人が多い。たしかに積極的な交流を図るマンションは少ないかもしれないが、実際は複雑な人間模様を垣間見るケースが少なくない。 ましてや在宅時間が増えているこのご時世。マンションの「三大トラブル」とも言われる、「駐車場(駐輪場)・ペット・騒音」の問題は頻発している。 都内の中高層マンションに済む吉田俊介さん(仮名、34歳)は、重度のペットアレルギーだ。特に犬がダメで、飼うのはもってのほか、飼っている友人の家に遊びに行くのもままならないほどである。 ところが近年では、ペット飼育可のマンションが増えている。世の中的にはいい傾向なのかもしれないが、吉田さんは逆に購入できる物件の選択肢が少なく、悩んでいた。 そんなときに、やや築古ではあるが「ペット禁止」のフルリノベーション済みのマンションを見つけ購入した。 購入時には、不動産屋さん経由でマンションの管理規約を取り寄せて、「ペット飼育可」マンションでみられる「ペット飼育細則」などはなく、規約にペット飼育禁止の条文があるのを、確認するほど念には念を入れた。
管理員に相談してみると…
入居から1年が経ったある日のこと。咳や鼻水、くしゃみなどが止まらない。熱はないがこのようなご時世もあり、吉田さんは念のため病院に行くと「アレルギー反応」だという。動物に触れた記憶がないし、マンションはペット禁止のはずだ。 それから1週間後、部屋で過ごしているとどこからともなく子犬のような鳴き声が聞こえてくる。まさかと思い、鳴き声の出所をたどると先隣の部屋に行き着いた。 ペット禁止のマンションのはずなのに、ありえない。かといって、普段からコミュニケーションを取っているわけではないので、どんな人が住んでいるかわからない。突然インターホンを押すのは気が引けて、管理員に相談をした。 すると、管理員から「実はほかの部屋からも相談が寄せられている。今度の理事会で話し合う予定です」との回答が来た。理事会で解決してもらったほうが話が早い…そう思っていたところ、事態は真逆の方向へ進展した。 ある日ポストを見ると、ペット飼育に関するアンケートが投函されていた。注意するどころか、むしろ「ペット可」になるような雰囲気が出てきた。 よく話を聞いてみると、事情がわかってきた。鳴き声がした部屋には老夫婦が住んでいたが、半年ほど前にご主人が亡くなり、遠方に住む見かねた娘家族が子犬をプレゼントしたという。 吉田さんの動物アレルギーは、バルコニーでトリミングした毛が風で飛ばされ洗濯物に付着し、発症したのではないかと推測される。いくら動物の毛に敏感な吉田さんも、そこまでケアすることはできない。 管理員はそのおばあさんに、今後「バルコニーでトリミングは控えるようお願いしました」と言う。その後、管理組合とおばあさんとの話し合いの結果、その子犬「一代限り」飼育可になったという。 事情が事情のため、あまり強く言い出すことはできないが、本来はペット禁止であるわけで、いまひとつ納得できないところもある。吉田さんはやりきれない気持ちになった。
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July 09, 2021 at 07:01AM
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