日本近海を流れる「黒潮」は、生態系を支える栄養源が少なく“海の砂漠”とも言われる一方、多くの魚が回遊することから“黒潮パラドックス”としてその謎が研究されています。
鹿児島大学などは、黒潮にいる動物プランクトンが多様なえさを食べていることを突き止め、さらにこれらのプランクトンが魚類のえさとなり、エネルギーを供給しているとみられる研究結果を発表しました。
鹿児島大学と東京大学は、6年前からトカラ列島周辺を流れる黒潮で、およそ300個体の動物プランクトンを採取し、消化管の内容物の遺伝子解析を行ってきました。
その結果、魚のえさとなる「カイアシ類」が、ほかの動物プランクトンやそのふんなどを食べていることが分かったということです。
「カイアシ類」は、これまで主に植物プランクトンをえさにしていると考えられていましたが、今回の研究で多様な食性が明らかになり、「カイアシ類」を食べる黒潮の魚にも安定的にエネルギーを供給しているとみられるということです。
「黒潮」は、生態系を支える栄養源が少なく“海の砂漠”と言われてきましたが、多くの魚が回遊することから“黒潮パラドックス”としてその謎が研究されています。
鹿児島大学の小針統教授は「黒潮パラドックスの解明の鍵となる発見と言える。将来的には、漁場の探索や漁獲量の管理において有用な情報にもつながってくるのではないか」と話していました。
"魚" - Google ニュース
December 28, 2021 at 09:37AM
https://ift.tt/3pzKMVE
黒潮の魚 動物プランクトンがえさとなりエネルギー供給か|NHK 鹿児島県のニュース - nhk.or.jp
"魚" - Google ニュース
https://ift.tt/2Xkxf4q
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment