気仙沼市の横田屋本店（猪狩儀一社長）が、気仙沼港で水揚げされる魚のイラストと豆知識を焼きのりにプリントした「おさかなずかんのり」を１３日に発売した。子供が楽しみながら食べられるよう手を加えた。
食卓で手軽に食べられるサイズの焼きのりに、カツオやメカジキ、ヨシキリザメなど気仙沼でおなじみの魚介類６種類のイラストを、カルシウム粉末を使ってプリント。それぞれの特徴を子供にも分かりやすい表現で添えており、食べながら魚のことを学べるユニーク商品だ。
人口減少に加え、食の多様化などによってノリの需要は低迷。中国、韓国産におされ、生産量も減少傾向にある中、新商品には「ノリにもっと関心を持って、おいしさを知ってほしい」との願いを込めた。
同社は１７０６年に創業。１８５７年には４代目猪狩新兵衛が、東北で初めてノリ養殖を始め、長年三陸のノリ文化を支えてきた。商品化の中心となった本社事業部の猪狩伸忠さん（３０）は「おいしいノリを伝えていく使命は今も昔も変わらない。次の世代にもしっかり伝わるようたくさん食べてほしい」と話している。
魚をプリントしたノリのほか、ノリ加工の紹介ページにつながる２次元バーコードをプリントしたノリもある。ホヤぼーやをプリントしたものも販売している。
横田屋本店海の市店、山長小野寺商店と、各オンラインショップで購入できる。
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April 14, 2022 at 07:35AM
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