むろと廃校水族館（室戸市）の入館券が、魚類を１種ずつ描いた名刺サイズのカードに一新された。従来のステッカー型の在庫がなくなったためで、既に５０種を用意。日替わりと聞いた来館者から「他の券も売ってほしい」と声が上がるほど評判だ。
室戸市からの指定管理者が運営する水族館は、宣伝パンフレットを作らないなど諸経費抑制を徹底。一方で、入館券には費用をかけ、一般（高校生以上）のものはサバとブリ、ウミガメの卵の大きさを描き、車に貼って楽しむ人も多かった。
在庫が乏しくなったのを機に、リピーター客を楽しませるものにしようと大型連休明けから更新。水族館のカレンダーを毎年描いている研究員の中西悠さん（２６）が担当し、同僚が特徴や色合いを監修する。シイラは２種あり、海中にいる時の青い姿と水揚げ後に緑と黄色に変わる特徴が学べる。
裏面には魚種名と簡単な説明を記し、集めれば「単魚帳」に。若月元樹館長（４７）は「クジラやカジキといった飼育できない大型種も紹介できる。職員からは次々提案があり、さらに魚種を増やす」と話す。子どもの入館券は当分ステッカー型で、在庫がなくなれば幼魚を描いたものにしたいという。
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May 28, 2022 at 03:00AM
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入館券 集めれば「単魚帳」 - 読売新聞オンライン
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