福島県浪江町の請戸漁港で8日、東日本大震災の被害で休止していた地方卸売市場が約9年ぶりに再開し、競りが行われた。同港で水揚げした魚はこれまで同県相馬市の市場まで運んでいたが、今後は時間やコストを削減できる。関係者は地元の基幹産業復活への期待を寄せている。
競りは商売繁盛を願う三本締めで始まり、地元の仲買人らが8日水揚げされたヒラメやカレイなどを次々と買い付けた。
同町の水産加工会社、柴栄水産はこの日に合わせて営業を再開。競りに加わった柴孝一社長は「9年ぶりで緊張したが、魚の品質はいい。関東の消費者からどの程度評価されるかわからないが、きょうからが本番だ」と気を引き締めた。
相馬双葉漁業協同組合請戸地区代表の高野一郎さんは「震災前の活気が戻り涙が出るほどうれしい」と感慨深げに話した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店での消費低迷が見込まれるなか、競りでも高値はつかずご祝儀相場とはいかなかったようだ。
一部の鮮魚はさっそく町内のイオンの店頭に並んだ。イオン東北は「今後、請戸市場からの出荷量が増えれば、東北の他県や関東の店舗でも販売したい」としている。
東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県沖の漁業は操業日や海域を制限した「試験操業」が続く。水揚げした海産物は放射性物質の検査をした上で出荷される。
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April 08, 2020 at 02:02PM
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9年ぶりに魚市場再開 福島・浪江町 - 日本経済新聞
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