Tuesday, September 15, 2020

日本の「天皇のために魚を捕まえる鳥」を米紙が取材─記者が驚いた“鵜と人間の絆”(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

信長以来つづく伝統

1573年、戦国大名の織田信長が足利将軍を倒し、200年にわたる室町幕府を滅亡させた。その後、戦国時代に突入し、最終的には天下統一がなされた。 あまり知られていないのは、信長がたいへん魚を好んだということだ。現在の岐阜市にある長良川で捕れるアユが特に信長のお気に入りだったが、それを捕まえるのは普通の漁師ではなかった。 伝統的な漁法「鵜飼い」は、釣り竿も餌も網も必要としない。代わりに漁師は鵜という海鳥を使い、毎年夏に下流に降りるアユを捕まえる。船に繋がれた訓練済みの鵜は、漁師の木船の舳先にぶら下げられた小さなかがり火に照らされるなか、夜に活気を失ったアユめがけ飛び込む。鵜の非常に鋭いくちばしでアユは即死するため、他の漁法よりも新鮮な味が楽しめると言われている。 信長はこの漁法を使う全国数百人の漁師に「鵜匠」という公式の名称を授け、捕まえたアユを定期的に献上するのと引き換えに、彼らを支援した。 それから約500年を経た現在も、皇室と鵜匠のこの契約はつづいており、人間と鳥の共同生活という、彼ら独特の生活様式も強固に残っている。鵜飼いは現在、主に観光客向けに行われているものの、皇室への献上はいまだにしっかりと守られている。 「昨晩ちょうど、約300匹を皇室へ献上したところです」と鵜匠、杉山秀二は通訳を介し語った。「大漁でしたね」。 日本にわずか9人だけ残る、宮内庁式部職鵜匠の一人である杉山は、世襲制のこの職業が絶滅の危機に瀕していると感じている。 「私は非常に古い伝統を受け継ぎました。これからも確実に引き継がれていくよう私自身、頑張りたいですし、さらなる未来へと繋がるよう息子に継がせるための準備をするつもりです」

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